秋冬の風邪

「かぜ(風邪症候群)」は一般的にくしゃみ、鼻水、鼻閉、咽頭痛、咳、痰、発熱などが同時にある病状の総称です。どこか強い症状がある場合、「急性気管支炎」「急性咽頭炎」「急性副鼻腔炎」などの診断名が付くことがあります。主な原因はウイルス感染で、基本的には特効薬はありません。症状を緩和する薬を内服しながら休養することが治療法となります。

風邪の種類

風邪のウイルスは200種類以上あると言われており、多くの場合特定することは困難です。また同じウイルスでも毎年変異するため繰り返し感染します。

秋冬にかけては、ライノウイルス、コロナウイルス(COVID-19含む)、インフルエンザウイルス 、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス等が流行します。

多くはないですが、ウイルス以外の原因として細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどの感染のこともあります。

風邪の症状

数日の潜伏期間の後、発熱・鼻水・鼻閉・咽頭痛・咳・痰・関節痛・悪寒などが起こります。もともと上気道が弱い方、高齢の方、免疫抑制状態の方は気管支炎、肺炎、副鼻腔炎になることがあるため注意が必要です。また喘息の方は、風邪を契機に発作が出ることがあるため要注意です。

風邪の検査

風邪の診断は、主に問診と身体診察で行います。必要に応じて採血チェックやインフルエンザ・新型コロナウイルスの迅速検査キットを使用する場合もあります。

※当院では胸部レントゲン検査が実施できませんので、その旨ご承知ください。

風邪の治療

基本的には対症療法を行います。また、希望される方には漢方薬も処方しています。

インフルエンザの初期(症状がでてから48時間以内)であれば、抗ウイルス薬服用で早期の症状改善が期待できます。

予防

手洗い・マスク装着・十分な睡眠が風邪予防に効果的です。

インフルエンザや新型コロナウイルスに対しては、流行前のワクチン接種をおすすめします。

*** 風邪症状でお困りの方、インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチン接種をご希望の方は、高血圧といびきの内科 神保町駅前

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