中性脂肪(TG)値が高いとどうなる?
中性脂肪(TG)について
中性脂肪(トリグリセリド、TG)は主に過量摂取した糖質・脂質・アルコールなどを原料に肝臓内で合成されます。エネルギー源、体温維持、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の吸収などの役割があります。
基準値(正常値)は空腹時30~149mg/dLです。空腹時150mg/dL以上または随時175mg/dL以上の場合、「高トリグリセリド血症」と診断されます。
高TG血症の原因
主な原因は摂取エネルギー過剰、運動不足、アルコール過飲などです。家族性高TG血症など遺伝的要因のケースもあります。
高TG血症による疾患リスク
・動脈硬化の原因となります。放置すれば、脳梗塞・心筋梗塞・認知症・網膜動脈硬化症・慢性腎臓病などの重大な疾患を引き起こします。
・中性脂肪は皮下や内臓周辺の体脂肪として貯蓄されます。過量になると肥満・メタボリックシンドロームから生活習慣病発症の要因となります。
・肝内に脂肪が蓄積し脂肪肝を引き起こします。脂肪肝に炎症が加わった場合、肝硬変を来すリスクとなります。
・500mg/dL以上、特に1000mg/dL以上の高TGは急性膵炎を起こし、時として致命的になる場合があります。
善玉悪玉コレステロールが基準値内でも、リスクがある?
HDL・LDLコレステロール値が正常であっても、高TG血症には動脈硬化リスクがあります。
TGが上昇すると、HDL(善玉)コレステロールが減少するほか、動脈硬化惹起性のVLDL、カイロミクロンが増加する方向へリポ蛋白の組成が変化します。通常の脂質3項目(TG・HDL・LDL)では評価できないのでnon-HDLコレステロール値を参考にします。170mg/dL以上で高non-HDLコレステロール血症と診断します。
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健康診断等で中性脂肪やコレステロール異常の指摘がありましたら、ぜひ当院(高血圧といびきの内科神保町駅前)までご相談ください。


